Alteryx 2024.1新機能:フォーミュラツールで式の個別の無効化 #Alteryx
こんにちは、スズです。
アメリカ現地時間の2024年5月1日に、Alteryx Designer 2024.1がリリースされました。
Alteryx Designer 2024.1では、フォーミュラツールで式に対して個別に有効/無効を切り替える機能が追加されました。この機能を使うことで、ワークフローの開発中に式の処理がある場合とない場合との比較検証などが容易になります。
本記事では、Alteryx Designer 2024.1の新機能、フォーミュラ式の個別の無効化についてご紹介します。
フォーミュラ式の個別の無効化
フォーミュラツールの式エディタの右上にトグルが追加されています。このトグルで、当該の式の有効/無効を切り替えることができます。
以下のデータを使って、実際に動作を確認してみます。
フォーミュラツールで以下の式を用意しました。1つ目の式でCOLOR列の色を日本語に直し、2つ目の式ではCOLOR列に「, Tシャツ」という文字列を追加しています。
2つの式が有効な状態でワークフローを実行すると、「青, Tシャツ」といった値となります。
フォーミュラツールの設定で、1つ目の式を無効化してワークフローを事項します。
1つ目の式が処理されないため、COLOR列の文字は英語のままとなり、「Blue, Tシャツ」といった値が出力されます。
結果ウィンドウのメッセージでは「式#1は無効です」と表示されており、メッセージでもフォーミュラツールで式が無効になっていることを確認できます。
最後に
Alteryx Designer 2024.1の新機能、フォーミュラツールので式の有効/無効を切り替える機能についてご紹介しました。これまでAlteryx Designerでフォーミュラツールを編集する際、式の変更前と変更後の処理結果の確認するためには、フォーミュラツールを複製するなどの工夫が必要でした。この新機能で、フォーミュラツールの式の処理結果の確認が楽になりそうですね。